ゼンタングルとは?

ゼンタングルとは・・・


ゼンタングル“とは、Zen(禅)とTangle(絡まる)を合わせた造語で、“ヨガ”や“瞑想”のように、日常生活で取り入れるリラクゼーションの方法として、2004年にアメリカで考案されました。

ゼンタングルとは、タイルと呼ばれる美しく小さな紙に、ペンと鉛筆だけを使って描くアートです。

『 i C S O 』この4つのアルファベットが書けますか?

ゼンタングルは、この4文字が書ければ誰でも描きあげることができると言われています。

紙が小さいので、必ず完成させることができ、達成感を味わうことができます。

この完成による達成感というのは、実は日常生活で味わうのが難しいものなのです。達成感を味わうことにより、自己肯定力が高まり、集中して丁寧に線を重ねて行くことで、頭が空っぽになるという感覚を味わうことができます。

失敗がない

失敗や間違いがなく、自分が間違えたと感じた線も、そのまま活かして描き続けることが特徴です。消しゴムも使いません。

デザインの仕事はとてもやりがいがありますが、やり直しや修正が多い仕事です。毎回毎回『失敗』を感じる仕事から解放されて、ゼンタングルに向かう時、どんな仕上がりになっても「これでいいんだ」と思えることは精神的な救いになります。

そして、なによりも、描いていて楽しく、リフレッシュできます。

失敗を恐れず、流れに任せてリラックスしながらタイルを埋めて行きましょう。失敗したと思った箇所から思わぬ魅力が生まれることもありますよ!

他のアートとの違い

他の細密画、マンダラ、ペン画などでゼンタングルのようにパターンを使ったものが多々みられます。
ゼンタングルに間違いはないので、作者がそれを『ゼンタングルです』と言えば、そうなのかもしれません。

しかしゼンタングルは、『描く』ことにフォーカスしたアートです。ゆったりとした気持ちで、小さな紙に向き合って、感謝の気持ちを持って描くことが大切です。

締め切りに追われたり、大きな紙を埋める義務感を感じたり、苦しみながら描くのはゼンタングルと少し違うかもしれません。また、結果を意識してそこに向かっていくものとも少し違います。驚きの結果が待っているのもゼンタングルの面白さです。


他のアートとの違いは、その気持ちの持ちよう・・と言ったところでしょうか。自分が今描いている線に集中し、どんな線でも受け入れる。忘れてはいけないのが、感謝の気持ちと、自分自身を認めることです。
是非一度CZTの講座を受講して、ゼンタングルの本質を学びましょう。

完成したゼンタングルは、お部屋に飾ったり、ファイルにして時々眺めたり、SNSなどにアップして世界中のゼンタングル愛好家と作品を共有しましょう。ハッシュタグにzentangle と入れると、目にとまりやすいです。

慣れてきたら、ちょっとしたお手紙などにタングルを描き添えたり、ノートの表紙をタングルで飾ったり、という楽しみもあります。

アメリカ生まれのゼンタングル

ゼンタングルは、2004年にアメリカのカリグラフィーアーティスト、マリア・トーマスと、そのパートナーであるリック・ロバーツによって考案されました。

ゼンタングルについてもっと知りたい、もっと学びたいという方は、ゼンタングル公式ページ (英語) https://zentangle.com  をご覧ください。

※ゼンタングルという名前は国際的に商標登録されています。CZT以外の方は、ゼンタングルという名を掲げてお金をとって教えることはできません。習う方も必ずCZTから習うようにしましょう。