絵を描く仕事の話
本日は、東京都内の小学校にお声がけ頂いて、キャリア教育(子どもたちに職業の説明をする授業)に参加してきました。私はファッションデザイナーとして呼ばれたのですが、主に「テキスタイルデザイナー(布地の柄を描く仕事)」のお話しさせて頂きました。
1番盛り上がったのは、やはり原画を見る時ですね!普段はほぼ言われない「凄い上手!!」という言葉をいただき、とても嬉しかったです。
プロとなると「上手なのが当たり前」なので、実はなかなか言われないセリフなんですよね。
もっとまともな写真はなかったのか・・・という感じですが。こんな感じで、体育館で「ファッションデザイナーとは何か?!」をご説明しました。
爆笑してますね。
質疑応答の時間では、なかなか鋭い質問が飛び出しました。
「アイデアが思い浮かばない時はどうしますか?」
「良いデザインが思い浮かぶのは、どんな時か?」
「今までで一番の苦悩は?」
「お金で苦労したことはあるか?」
などなど!!
そして、1番印象に残っているのは、
「絵を上手に描くには、練習するんですか?」という質問。
私はあまり意識して『練習』はしませんが、やはり絵を描く仕事というのは、スポーツ選手なんかと一緒で、怠けて描かないでいると、確実に腕は落ちます。
描けば描くほど上達しますし、描くための筋肉や神経も発達すると思います。
絵を描く仕事で大切なのは、まず、頭にイメージを持つこと。
そのイメージを再現するために、利き手を自由自在に操る必要があります。それにはやはり、練習とか訓練は必要だと思います。
突然絵が上手く描けるようになる人はいませんからね!!
(構図や色使いのセンスは、生まれ持ったものがあるかもしれませんが、、、)
脳と手先が上手く繋がった後は、道具や画材の選び方、テクニックを学んで、さらにスキルアップしていくことも出来ます。
何より、楽しんで、毎日描くことです。
上手く描けない時は、何度も言いますが、ゆっくり、丁寧に描くことです。
絵を仕事にしない限り、締め切りはありませんから!!自分のペースで、ゆっくり、線を引くことを楽しんでみて下さいね。
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